□コニカミノルタビジネスソリューションズ 和田幹二社長に聞く
一般社団法人Get in touchが目指すのは「まぜこぜの社会」。誰も排除されず、すべての人が自分らしく暮らせる環境をつくっていくために、企業が果たすべき役割とはいったいなんだろうか。Get in touchのパートナー企業でもあるコニカミノルタビジネスソリューションズ社長の和田幹二さんに話を聞いた。
マナーと秩序の「背景」
――ヨーロッパに長く滞在されていたんですよね。日本と違うなと思われるのはどんなところですか?
「たとえば電車に乗るとき、日本人は並びますよね。何で並んでいるんだと思いますか?」
――並ぶのがマナーだからでしょうか。前に並んだ人から順番に乗るというルールがあるから
「ところが、欧米ではほとんど並びません。なぜならレディーファーストという言葉に象徴されるように、女性や高齢者や子供を先に乗せるといった、その国なりの秩序があるんです」
――なるほど。日本人はルールやマナーを守るし、きちんとしているという印象がありますが