中国の主要都市【拡大】
習政権発足後、共産党への権力集中は強化されている。法律はむしろ軽視される傾向にあると指摘する声が多い。体制に批判的な改革派知識人への締め付けが強まり、インターネットで指導者を批判する文章を発表した81才の老知識人を「騒ぎを起こそうとした」との容疑で逮捕した。またウイグル族の人権状況などを伝えるホームページをつくった大学教師に無期懲役との重い判決が下すなど、司法機関の暴走が目立っている。
習近平が推進する反腐敗キャンペーンでは、元最高指導部メンバーの周永康氏を失脚させた。その親族や元部下など数百人が粛清された際に、各地の警察や検察は党の調査機関の指揮を受けて動いたといわれる。
習政権が主導する「法による支配」は、政敵を倒すときに利用する司法機関の権限強化が目的だと指摘する声もある。(北京 矢板明夫/SANKEI EXPRESS)
≪香港 民主派デモ「違法性」警告≫
中国共産党は4中総会の「法治全面推進」採択で、選挙制度改革をめぐってデモ隊が抗議の街頭占拠を続ける香港の民主派に対し、民主主義とは異質な価値観に基づいた“北京式法治”の受け入れを強く迫った形だ。