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京都の奇祭 鞍馬の火祭 真っ赤な火の粉 夜空を焦がす (2/3ページ)

2014.10.24 16:30

たくさんの大松明とともに剣鉾(けんぼこ)が集結、クライマックスへと突入した鞍馬の火祭=22日午後9時、京都市左京区(田中幸美撮影)

たくさんの大松明とともに剣鉾(けんぼこ)が集結、クライマックスへと突入した鞍馬の火祭=22日午後9時、京都市左京区(田中幸美撮影)【拡大】

  • いくつもの大松明(たいまつ)がひしめき合いながら、ぶつかり合いながら街道を練り歩いた=2014年10月22日、京都市左京区(田中幸美撮影)
  • 鞍馬の火祭で赤々と燃える松明(たいまつ)を担ぐ人々=2014年10月22日午後8時50分、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 「サイレイヤ、サイリョー、オオーッ」石段に集結した男たちが体を揺らしながら発するかけ声が響き渡った=2014年10月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 鞍馬の火祭では、ふんどし姿の男性が神輿の担ぎ棒にぶら下がり、足を大の字に広げる「チョッペンの儀」が行われる=2014年10月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 松明(たいまつ)を担ぎ練り歩く子供たち=2014年10月22日午後、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 京都市左京区・由岐(ゆき)神社

 この日の京都は、1000年間の歴史絵巻を繰り広げる「時代祭」も行われたが、昼頃から降り始めた雨で装束をぬらしながらの祭行列となったのに対し、鞍馬では夕方にはそれまで降っていた小雨も上がり、垣間見えた青空に虹もかかった。鞍馬の火祭は雨天決行だが、これも由岐明神の霊験か。

 ≪勢い増す炎 男衆の熱気≫

 祭りに先だって鞍馬の集落を歩いてみた。家々の前には出番を待つ大きな松明(たいまつ)が置かれ、軒先には「御神燈」と書かれたちょうちんが下がり、小さなかがり火が積み重ねられている。代々伝わる調度品や人形、よろいかぶとなどが通りから鑑賞できるように戸を開け放した家もあり、まるで祇園祭の宵山(よいやま)のようだ。祇園祭の山鉾(やまほこ)の原型といわれる剣鉾(けんぼこ)が立てかけられた家も見られた。そんな中、祭りの装束に着替えた子供たちがにぎやかに駆け回っていた。

 午後6時、「神事(じんじ)にまいらっしゃーれ」と触れ回る男性の声を合図に祭りはスタート。家々の前に置かれた小さなかがり火に次々と火が入れられた。すべての家のかがり火が揺らめくころ、「トックリ松明」と呼ばれる小さな松明を持った幼児たちがゆっくりと街道を歩き始めた。親に手を引かれながら自分の体よりも大きな松明を必死に抱える様子はとてもかわいらしい。

「サイレイヤー、サイリョウ」の大合唱

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