≪番傘の戯れ 大宇宙の真理≫
監修を務めた井浦さんが、高台寺を舞台にして紡いだ物語をプロデューサーで作庭家の北山安夫さん(65)に伝え、2人で話し合いを重ねながらライトアップを具現化させたという。傘亭の中から生まれた傘たちが飛び出して、百鬼夜行のように飛び跳ね、竹林に降りてきて戯れ、最後に波心庭で○△□の形となるというのがストーリーだ。井浦さんは「境内の物語を追いながら堪能してほしい」と話す。また、「(波心庭の)番傘は花びらのようにも見えるし、断定した花でもない。これという決まりはないので自由に感じ取ってほしい」とも。
NHKの教養番組「日曜美術館」での司会や井浦さんの写真を目にした高台寺執事長(しつじちょう)の後藤典生(てんしょう)さん(66)が昨年10月、「井浦さんの考える心や日本の美をライトアップで表現してほしい」と依頼。「歴史ある高台寺で一つの挑戦という思いで取り組んだ」という。