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京都 高台寺ライトアップ 竹林照らす幽玄の光 (4/5ページ)

2014.10.31 17:55

竹林にたたずむ山鹿傘は思い思いの格好でまるで遊んでいるようにも見えた=2014年10月21日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)

竹林にたたずむ山鹿傘は思い思いの格好でまるで遊んでいるようにも見えた=2014年10月21日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)【拡大】

  • 傘亭を後にして進むと、なにやら竹林の中に赤く光るものが目に入ってくる=2014年10月21日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • 白、赤、紫の番傘を用いて「○△□」が描かれた方丈庭園「波心庭」のライトアップ。「○△□」は、心は○にも△にも□にも自由自在になれるという禅の思想だ。雨が降っているとき、雨が上がった後、庭はまったく別の表情を見せるという=2014年10月20日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • ライトアップされた傘亭には赤と青の一対の番傘がまるで、秀吉とおねのようにたたずんでいた=2014年10月20日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • 時雨亭では、内側に藤の花を描いて黒田官兵衛に見立てた番傘などが並べられた=2014年10月20日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • 完成した波心亭のライトアップを眺める(左から)高台寺執事長の後藤典生(てんしょう)さん、監修を務めたクリエイターの井浦新(いうら・あらた)さん、作庭家の北山安夫さん=2014年10月20日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • ライトアップは境内ほぼ全域に施され、臥龍池ではあたりの木々が池の湖面に映り込んで幻想的な世界が広がった=2014年10月21日、京都市東山区の高台寺(田中幸美撮影)
  • 京都市東山区・高台寺

 何度も足を運んで写真撮影をしたり、座禅を組んだりする中で井浦さんの心をつかんだのは傘亭の存在。内側から見た番傘を開いたような素朴な造形にひかれ、「これまで持っていたお茶室の概念を気持ちよく壊してくれた」という。ちょうどそのころ、取材で訪れた熊本県山鹿市で出合ったのが山鹿傘。日本の手仕事や匠の技を学び伝える活動をライフワークとする中で、粋でありながら力強さを兼ね備えた山鹿傘に魅せられた。

 山鹿傘の素材である竹、高台寺の竹林と傘亭…。「すべてが1つになったときに、ライトアップのイメージがひらめいた」と振り返る。さらに、高台寺建立には、初代熊本藩主の加藤清正の尽力があった史実も知り、高台寺と熊本との浅からぬ因縁を改めて感じたという。

ガイド:高台寺秋の夜間特別拝観におけるライトアップ「悠久-光と陰-」

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