マスターズ・パリ大会のシングルス準々決勝で得意の「エアK」を炸裂させる錦織圭。大会での準決勝進出によって、アジア男子初の世界トップ5入りを果たした=2014年10月31日、フランス・首都パリ(AP)【拡大】
重圧は「当然ある」
27歳のジョコビッチを頂点に33歳のロジャー・フェデラー(スイス)、28歳のラファエル・ナダル(スペイン)がトップ3を占める男子テニス界。24歳の錦織が世界5位となり、新世代の旗手として頭一つ抜け出した。全米オープンで準優勝して「もう勝てない相手はいない」と宣言した自信は本物で、来季は四大大会タイトルを狙える位置につけた。
目標だったトップ10入りを5月に達成すると「次はトップ5を目指したい」。10月の楽天ジャパン・オープン決勝で1歳年下のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を退け今季ツアー4勝目を飾ると「若い世代で盛り上げていきたい」と決意を示した。
闘志を内に秘める男が有言実行で階段を駆け上がった。地位に伴う重圧は「当然ある」と明かす。「でもこの瞬間を楽しもうと、気持ちを強く持つことが一番大切だと知った」。精神的な成長も著しい。トップ選手8人による最終戦は優勝賞金もランキングのポイントも四大大会に次ぐ大舞台。飛躍のシーズンの総決算として、アジア男子で初めて挑む。