ドイツ・バイエルン州ミュンヘンで開かれるビールと食の祭典として知られる「オクトーバーフェスト」の会場。テント内は飲んで歌って踊る人たちで大騒ぎだ=2014年9月25日(獨協大学_有志学生記者、斎藤悠輔さん撮影)【拡大】
よっぱらい天国…地元は
そして、いよいよオクトーバーフェストへ潜入取材。この祭りに参加したくて、日程を合わせたほどのメーンイベントだ。
そこで真っ先に食べたのが、「カリーヴルスト」。ドイツを訪れる前から、これだけは絶対に食べたいと思っていた料理だ。焼いたソーセージ(ヴルスト)にカレー粉とケチャップをかけただけのシンプルな料理なのだが、めちゃくちゃうまく、ドイツでも根強い人気がある。
そして何と言っても主役は、ビール。みんながガバガバと飲んでいる1リットルの巨大なジョッキは1杯10ユーロ(約1400円)。けっこう高い。
フェストのために作られた、この期間中にしか飲めないビールがあり、通常のビールよりもアルコール度数が高い。その理由は、客にどんどん酔っぱらってもらって、よりたくさんのビールを飲んでもらうためだという。実際、多くの来場者が、値段なんか気にせず、大量のビールを飲んで騒いでいた。
会場には、ビールの銘柄ごとに巨大なテントがあるが、あまりにたくさんの人がやってくるので、夜には入場が規制されることも。
テントの中央にはステージがあり、バンド演奏が行われ、ビールを飲みながら知らない人同士が歌って踊りまくる。友達になるハードルは低く、出会って3秒で仲良くなれる。