「『永遠(TOWA)』の始まりは、1994年にリリースされた『対(TSUI)』のセッションで生まれた楽曲にさかのぼるんだ。3人一緒の演奏を20時間分以上聴いて、新作に収録するために取り組む曲を吟味して選んだ。昨年の1年間で新しいパートを加えたり、新たにレコーディングしながら、スタジオのテクノロジーを生かして、21世紀のピンク・フロイドのアルバムを作った。リックが逝ってしまって、もう二度とセッションができなくなってしまった今こそ、僕たちのレパートリーの一部にするのが正しい気がする」
従来のセッションを元にしているこの盤が、21世紀のピンク・フロイドとなったというところが重要だろう。新しいスタジオのテクノロジーを使って、従来のサウンド、特にギターの音色は非常に研ぎ澄まされたものになった。20年前のフレーズを用いることで、それまでの手法の正しさも証明している。そうした過去の産物が未来への出発点になったということだ。