【ワインのこころ】
食通だけどワインが飲めない、あるいはアルコールに弱いとおっしゃる方にも役立つプレスランチがありました。
講師は2007年世界最優秀ソムリエのアンドレアス・ラーソン氏=写真=で、イタリア産ミネラルウオーター『アクアパンナ』と『サンペレグリノ』を使って、「水には味があるのか」「料理やワインにどう影響するのか」をポイントにして解説。相性探求では銀座のフレンチ「レストラン エスキス」エグゼクティブシェフのリオネル・ベカ氏が2種のミネラルウオーターに合う料理を考案してくれました。
伊トスカーナ産アクアパンナは雨水が地層に浸透して15年の時を経て採水されたもので、ミネラルは少なめ。硬度106mg/リットル、資質はなめらか。水道水と比較することで、そのピュアさが実感できました。発泡性のサンペレグリノは伊アルプスの麓で30年の歳月を経てきた地下水。石灰質土壌から溶解したミネラルを多く含み、硬度は640mg/リットルあります。