≪政府は移設作業推進 月内にも海上調査再開≫
政府は沖縄県知事選で翁長雄志(おなが・たけし)氏が当選した結果に影響されず、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設に向けた作業を推進する方針だ。中断している辺野古沖の海上調査を月内にも再開し、年内にも100メートル超の工事用桟橋の設置に着手。工事の変更申請などで翁長氏とどう折衝するか関係閣僚会議を開き、対応方針を検討するが、当面は翁長氏の出方をうかがう構えだ。
防衛省は8月中旬、海底ボーリング調査を始め、予定する16カ所のうち7カ所は9月中旬に完了。水深の深い9カ所は10月中に調査する予定だったが、台風の影響などで中断している。
フロート(浮具)は台風の強風や高波で海岸に打ち上げられたため、補修している。補修後、11月下旬か12月上旬に再設置し、ボーリング調査も再開する。
11月30日までとした調査期間は今年度末まで延長する。調査の目的は、埋め立ての設計に必要なデータの収集で、設計は今年度中に終える計画。「調査と設計は同時並行で進めており、設計に遅れは出ない」(防衛省幹部)とされ、来秋に護岸と埋め立ての工事に入る計画にも影響はない。