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沖縄県知事に「辺野古反対」翁長氏 (4/4ページ)

2014.11.17 09:15

沖縄県知事選で当選を確実にし、万歳する翁長雄志(おなが・たけし)氏(中央)=2014年11月16日夜、沖縄県那覇市(共同)

沖縄県知事選で当選を確実にし、万歳する翁長雄志(おなが・たけし)氏(中央)=2014年11月16日夜、沖縄県那覇市(共同)【拡大】

  • 辺野古沖の海底ボーリング調査(手前)。奥は米軍キャンプ・シュワブ=2014年8月、沖縄県名護市(共同通信社ヘリから撮影)
  • 普天間問題の経過=1995年9月~2014年11月16日
  • (使う)沖縄県名護市、名護市辺野古
  • 沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の約4分の1の面積を占める米軍普天間飛行場
  • 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)、沖縄県名護(なご)市辺野古(へのこ)、米軍普天間飛行場の移設予定地=2013年12月25日現在

 防衛省は9月、埋め立て工事の設計変更を県に申請した。移設に反対する稲嶺進(いなみね・すすむ)名護市長(69)の許可や同意を不要とする措置で、県が承認の可否を判断する。仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が12月9日までの任期中に判断するか、翁長氏に委ねるかは未定だ。

 翁長氏が判断することになれば、移設阻止の第1弾として不承認としたり、判断を遅らせたりする可能性がある。その場合、当面の作業には支障はないが、作業が一定程度進展すると障害となり、工期が遅れかねない。

 2015年度予算案の決定も待ち受ける。内閣府は概算要求で沖縄振興予算として14年度比293億円増の3794億円を計上した。

 振興予算の中で政府が事業費を拠出し、20年に供用開始を予定する那覇空港の第2滑走路について、菅義偉(すが・よしひで)官房長官(65)は「既定路線でやるべきことはやっていく」とする一方、「県に協力してもらえる態勢でないと…」とも述べ、翁長氏を暗に牽制(けんせい)した。(半沢尚久、石鍋圭/SANKEI EXPRESS

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