台湾旅行がブームだそうである。
日本人にとって台湾はもともと最も身近な海外のひとつだし、食べ物がおいしく、親日的で治安も悪くない。そんなことから私は常々、若い女性に「海外へひとり旅に出るならまずは台湾で練習を」とアドバイスしてきた。
昨今のブームを後押ししているのが、格安を武器にファンを集め、国内の空から近隣のアジアへ翼を広げてきたLCC(ローコストキャリア)だ。台湾へは現在、関西と沖縄からピーチ・アビエーションが、成田からはバニラエアとシンガポールのスクートが就航。今回は成田を午前7時25分に発つバニラエアを使って台北を旅してみた。
午前6時50分過ぎに搭乗が始まった。オープンスポットに駐機している飛行機までは、ゲートからバスで移動。そこからタラップを上がって機内へと進む。バスを降りたら、まずは機体を背景に記念撮影というのが、当たり前に見かけるLCCの旅の定番になった。