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不器用で寡黙な「男」貫く 高倉健さん死去 83歳 (2/3ページ)

2014.11.19 00:01

映画「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)の製作発表会に出席した高倉健さん(右)と広末涼子さん=1998年12月18日(産経新聞撮影)

映画「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)の製作発表会に出席した高倉健さん(右)と広末涼子さん=1998年12月18日(産経新聞撮影)【拡大】

  • 日本映画界を代表するスター俳優、高倉健(たかくら・けん)さんの主な出演映画(公開年)

 東映独立後、77年に「八甲田山」と「幸福の黄色いハンカチ」で第1回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。83年に主演した「南極物語」は日本映画史上空前の大ヒットを記録した。99年の「鉄道員」で、モントリオール世界映画祭で主演男優賞を受賞したほか、米ハリウッドの「ブラック・レイン」など海外作品にも出演した。59年に歌手の江利チエミさん(82年死去)と結婚したが、71年に離婚。2013年に文化勲章を授与された。

 撮影楽しみだったが

 「器用なたちではないですから」という自らを評した言葉通り、余計なことは語らない、ある意味で日本人が昔から理想としてきたストイックな男をスクリーン内外で貫き通した。

 そんな健さんに魅せられた映画関係者は、その死を悼んだ。「幸福の黄色いハンカチ」の山田洋次監督は「同い年の健さんが元気でいてくれることは、僕にとってどれだけ励みであったか」と肩を落とし、共演した武田鉄矢さんも「僕みたいなやつに演じることの純真さを教えてくださった。生涯の宝だと思う」と話し目頭を押さえた。

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