「クラウンに負けない乗り心地」をうたう新型FCVは予想以上に快適だった。ただ、問題は燃料を充填(じゅうてん)する水素ステーションの少なさだ。個人が使える商用ステーションは現在、国内で2カ所しかなく、計画中を含めても45カ所にとどまる。実は自宅近くの実証用ステーションが来年2月には商用へ衣替えするのだが…。もう少し様子を見るべきだろうか。(田辺裕晶/SANKEI EXPRESS)
≪「普及しなければ意味がない」 開発責任者・田中義和主査≫
――今年度中としていた発売日を年内に間に合わせた
「燃料電池車はインフラがないと走れない車。車が出ないとインフラ整備は進まない。少しでも早く出したかった。リースではなく、売り切りで出したのはわれわれの本気度と理解してほしい」