――価格を723万6000円に設定したのは
「環境のことを考えると普及しなければ意味がない。普及価格かといえばノーだが、(補助金込みの価格は)500万円台。一般の方に買いたいと思ってもらえるギリギリの線になっていると思う」
――燃料電池車はかつて1億円といわれた
「試作段階に比べて燃料電池システムのコストを20分の1にした。(高価な)白金の使用量を減らしたうえ、量産化にメドがついたことが大きい。(コストのかかる)精緻な機械加工が手頃にできる技術を磨くなど、積み重ねていけば(価格は)まだ下げられる」
――独BMWと共同開発した車を2020年に投入する
「お互いに得意な技術があるので、相乗効果を出せるよう開発を進めたい。多くのメーカーが燃料電池車を出すことで、普及への確かな一歩になる」(SANKEI EXPRESS)