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エアバス、最新鋭中型機「A350」お披露目 日本の空 ボーイングと争奪戦 (1/3ページ)

2014.11.21 10:30

日本航空が発注しているエアバス社の最新鋭旅客機「A350_XWB」=2014年11月20日午後、東京都大田区・羽田空港(鴨川一也撮影)

日本航空が発注しているエアバス社の最新鋭旅客機「A350_XWB」=2014年11月20日午後、東京都大田区・羽田空港(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 日本航空が発注しているエアバス社の最新鋭旅客機「A350_XWB」で、エコノミークラスの座席=2014年11月20日午後、東京都大田区・羽田空港(鴨川一也撮影)

 欧州航空機大手エアバスは20日、長距離用の最新鋭旅客機「A350」の内覧会を羽田空港で開いた。A350は日本航空が最大56機(うち31機が確定発注)を購入する契約を昨年10月に結んでおり、2019年から順次運航を開始する。

 お披露目されたのは、エアバスが保有する5機のA350のテスト機のうちの1機。17日にエアバス本社のある仏トゥールーズを発ち、韓国・ソウルをへて19日に羽田に着いた。A350が日本に飛来するのは初めてで、顧客となる航空会社の関係者らに乗り心地などを評価してもらうのが目的だ。今後はベトナムやタイ、マレーシアに飛ぶ。

 A350は胴体の長さに応じて3タイプあり、標準的な座席数は276~369席。軽量素材を採用するなどして、エアバスによると燃費効率は競合機より25%優れているという。今年10月時点で日航を含め世界39の航空会社から750機の確定受注があり、初号機は年末までに中東のカタール航空に引き渡される。

 この日は内覧会に先立ち、招待客や報道陣を乗せて約1時間飛行。参加者からは「離陸時の騒音や振動が少なくて驚いた」と評価する声も上がった。

日本市場に限るとボーイングが8割超

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