音楽アーティスト、マーク・ジュリアナ(提供写真)【拡大】
音楽の進化は、リズムの進化。このことは、ジャズに関しても例外ではありません。ロバート・グラスパーやホセ・ジェイムズといった近年盛り上がりを見せる若手ジャズ・ミュージシャンですが、楽器別に捉えるとドラマーがとても多いことに気付きます。クリス・デイヴやジャマイア・ウィリアムスら個性派が多数いるなかで、今もっとも注目を集めているのが、まもなく来日公演を行うマーク・ジュリアナだといっていいでしょう。
マーク・ジュリアナは1980年生まれ、ニュージャージー出身。ベース奏者アヴィシャイ・コーエンのサポートで人気を得て、数々の先鋭的なミュージシャンと共演していきます。代表的なもののひとつが、ピアニストのブラッド・メルドーとのメリアナ・プロジェクトというデュオ編成で、今年待望のアルバムも発表されました。また、先日デヴィッド・ボウイが発表した新曲でもフィーチャーされるなど、ジャズだけでなくジャンルを超えて注目されているのが分かるでしょう。