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ナチスの略奪絵画 旧所有者への返還に道 独政府協力、スイス美術館受け入れ (2/3ページ)

2014.11.26 09:15

記者会見で合意文書を披露するベルン美術館理事会のクリストフ・ショイブリン会長(左)とドイツのモニカ・グルッタース文化相(中央)ら=2014年11月24日、ドイツ・首都ベルリン(ロイター)

記者会見で合意文書を披露するベルン美術館理事会のクリストフ・ショイブリン会長(左)とドイツのモニカ・グルッタース文化相(中央)ら=2014年11月24日、ドイツ・首都ベルリン(ロイター)【拡大】

  • コーネリウス・グルリット氏からコレクションの遺贈を受けるベルン美術館=2014年5月7日、スイス・首都ベルン(AP)
  • コーネリウス・グルリット氏のアパートから押収された名画のひとつ、マックス・リーバマンの「浜辺で乗馬する男たち」=2013年11月3日、ドイツ・バイエルン州アウクスブルク(AP)
  • スイス・首都ベルン

 AP通信や英BBC放送(電子版)などによると、絵画の直近の所有者は今年5月に死去したコーネリウス・グルリット氏。絵画はミュンヘンにある彼の古びたアパートで見つかった。父親はナチス・ドイツを率いたアドルフ・ヒトラー(1889~1945年)の意向を受け、ナチス政権時代に暗躍した有名な美術品ディーラー、ヒルデブランド・グルリット氏だ。

 父から譲り受けた絵画を捨て値で売って細々と暮らしていたが、2010年、スイスからドイツへ向かう電車内で抜き打ちの税関検査を受けた際、9500ユーロ(約140万円)もの札束を所持していたことが発覚。不審に思ったドイツ当局が12年、脱税容疑でコーネリウス氏のアパートを家宅捜索し、パブロ・ピカソ(1881~1973年)やマルク・シャガール(1887~1985年)、アンリ・マチス(1869~1954年)ら有名画家の所在不明作品を含む計1280点もの絵画を発見・押収した。全作品の推定価値は1000億円以上とあって、世界的に注目を集めた。

 ドイツ当局はその後、略奪絵画の返還に応じたコーネリウス氏に押収した絵画の返還を決めた。コーネリウス氏は5月に心臓病で81歳で死亡。その直後、全作品をベルン美術館に寄贈するとした遺書がみつかった。

反発する遺族、提訴も

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