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双子はなぜ冷酷な怪物に 関心抱いた 映画「悪童日記」 ヤーノシュ・サース監督インタビュー (1/3ページ)

2014.10.3 13:20

「本当に起きた出来事のように作品を撮るにはどうすべきか常に頭を悩ませました」と語るヤーノシュ・サース監督=2014年8月6日、東京都中央区銀座(高橋天地撮影)

「本当に起きた出来事のように作品を撮るにはどうすべきか常に頭を悩ませました」と語るヤーノシュ・サース監督=2014年8月6日、東京都中央区銀座(高橋天地撮影)【拡大】

  • 映画「悪童日記」(ヤーノシュ・サース監督)。10月3日公開(アルバトロス・フィルム提供)。(C)2013_INTUIT_PICTURES-HUNNIA_FILMSTUDIO-AMOUR_FOU_VIENN
  • ハンガリー・首都ブダペスト

 ハンガリー出身の亡命作家、アゴタ・クリストフ(1935~2011年)の世界的なベストセラー「悪童日記」(1986年)を、同胞のヤーノシュ・サース監督(56)が映画化した。「スイスにあるクリストフさんの自宅を訪ね、本人から『ぜひあなたにお任せしたい』と映画化の許可を得たときには感激しましたよ。10年以上も胸に抱いていた私の夢がやっとかなったのですからね」。サース監督は声を弾ませた。

 1944年、ナチス・ドイツ支配下のブダペスト。戦火を避けるため、双子の兄弟(アンドラーシュ、ラースロー・ジェーマント)は親元を離れ、祖母(ピロシュカ・モルナール)が暮らすオーストリア国境の小さな町へ疎開した。近隣の住民からは「魔女」と恐れられるほど意地悪な祖母の農園で、2人は重労働を強いられ…。

 クリストフは56年の「ハンガリー動乱」を逃れ、21歳で乳飲み子を抱えてフランス語圏のスイス・ヌーシャテルに亡命した。51歳のとき、苦学して身につけたフランス語で出版したのが「悪童日記」だった。双子の視点から一人称複数で語る手法に加え、クリストフが外国人であるがために必然的に紡ぎ出されていく簡潔かつ客観的な記述スタイルは、クリストフ流として文壇でその名を高めた。

「ハンガリー語」に原作者喜ぶ

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