これは海外から入ってきた文化をかみ砕き、消化して日本独自のものへと進化させていくという、日本人の勤勉さの縮図であるとも見て取れる。この、もはや日本独自のものと言っても良いストリートダンスの文化をこの先さらに進化させ、担っていく次世代の子供たちの中からスーパースターが登場する日もそう遠くなさそうだ。
ダンスは空手や習字、ピアノと同じように技術だけでなく、それを学ぶことによって人間性も鍛えられていくような、想像よりもずっと素晴らしい習い事なのかもしれない。われわれ大人も傍観するだけではなく、今以上に手を差し伸べるべき文化になることを切に期待している。(宮城県出身のダンサー 吉田悠紀/SANKEI EXPRESS)
■よしだ・ゆうき 宮城県出身のダンサー。2008年にマドンナのワールドツアーを周り、現在ではさまざまなアーティストの振り付けや自身のダンスチーム「TRIQSTAR」のショーケースなどで活動中。ダンサーネームは「だーよし」。