「僕が舞台の潤滑油として、旗振り役になろうと考えた」と意気込む、俳優の松岡充さん=2014年11月12日、東京都目黒区(三尾郁恵撮影)【拡大】
相手に表現させる
キャリアを重ねた分、今回は若い世代の俳優たちを引っぱる「座長」としての役割を意識する。ランキングも絡むだけに、各ホストの自己主張の強さばかりが目立っては、舞台が混乱するからだ。「『俺が俺が』ではなく、相手のせりふを表現させてあげる『つなぎ』も注意しています」
若い共演者たちとのやり取りは新鮮。「しっかりしているんだか適当なんだか、よく分からない部分もありますけど(笑)、みんなビッグになりたいと思ってます。僕が出ていたドラマを『小学生の頃見ていました』って言われてうれしかったですね」
座長としての経験は、自分のキャリアを見つめ直すきっかけともなっている。「僕が表現したいのは、多感な時期を乗り越えて大人になるまでの過程。でも年齢的なことを考えると、役者なら脇を固める方になっていく。自分の経験をメーンに書いて、誰かにやってもらう方がやりやすくなるかも」と、今後は演出やプロデュースの仕事にも取り組みたい考えだ。(文:藤沢志穂子/撮影:三尾郁恵/SANKEI EXPRESS)