日本の調査捕鯨船団の目視採集船「第3勇新丸」(右)に衝突してくるシー・シェパードの妨害船。暴力を止めようとしないシー・シェパードは年々、右肩上がりで支援者からの寄付金を増やしている=2010年2月6日、南極海(AP=シー・シェパード提供)【拡大】
しかし、ワトソン容疑者の“一番弟子”で、このキャンペーンのリーダーでもあるピーター・ハマーシュテッドはABCのインタビューに対して「シー・シェパードは日本政府の活動の監視も続けていく」と話している。
今冬、日本政府は捕鯨船ではなく、洋上からクジラの数や鯨種を調べる目視船を南極海に派遣し、調査活動をすることを発表しているが、SSはこの目視船に対しても妨害活動を行う恐れが出てきた。
欧州に潜伏しているとみられるワトソン容疑者は11月28日に新たな声明を出した。
「日本の調査捕鯨計画がでっちあげであることを世界は知っている」
きょう2日に64歳になったワトソン容疑者は生涯をかけて、捕鯨船を封じる、とも語っている。(国際アナリスト EX/SANKEI EXPRESS)