≪平日はビジネス客、週末は観光客≫
「カンデオホテルズ」の顧客は、ビジネス客と、家族客、外国人観光客がそれぞれ3分の1を占める。平日のビジネス客には「少し高くても疲れがとれてゆったりとした気分になれる」と評判がいい。一方、週末は家族連れや観光客でにぎわう。「一泊数万円もする高級ホテルや旅館よりも割安で、展望風呂などぜいたくな感じは十分味わえる」というわけだ。
穂積社長は「最近は、ビジネスから観光需要にシフトしつつある。外国人観光客が伸びているのに加えて、元気なシニア層のお客さまも増えている。これからますます大事になるのは、お客さまの気持ちの一歩先をつかむ、思いやりと察しのサービスです。それには、日本人の“和の心”をもっと生かす必要があると考えています」と話す。