看板メニューの「青鮫のフカヒレの姿煮」は文句なしの絶品。単品だと1万98円だが、これがメニューに入った1万7820円のコースが10月31日まで1万4256円で楽しめる(いずれも税・サービス料込み)=2014年10月9日、京都市中京区(恵守乾撮影)【拡大】
【京都うまいものめぐり】
京都ホテルオークラの中国料理レストラン「桃李(とうり)」は、京都ホテル時代の1979年9月の開店以来、味にうるさい京都人に親しまれる名店で知られるが、9月1日、94年のホテルの本館建て替え以来となる初の全面改装を行った。より高級感と清潔感があふれる店内では、新たにビュッフェ・スタイルの朝食の提供をスタート。飲茶や粥(かゆ)はもちろん、ホテルメイドのパンやオムレツなども楽しめるようになり、顧客層の幅を広げている。
塩加減への気配りも
地下1階の店内に足を踏み入れると、白を基調とした美しく広々とした空間が広がる。個室もVIPルームの「黄龍」と「青龍」をはじめ計5室。モダンで開放的なイメージは中国料理レストランの枠に収まらない。
桃李の料理長、牧定広氏(52)は「基本となる味付けは変えず、リニューアルによって各料理の見え方が変わってくるので、より重厚で繊細な盛り付けを心がけるようにしたい」と説明する。