その言葉に偽りはないだろう。「京都への初出店にあたり、好条件がそろっている場所だった」(松苗支配人)という理由で、出店場所は京都の中心部のさらに中心といえる中京区の三条高倉にある京都文化博物館内。意気込みのほどが伝わってくる。
無論、店内も和の要素が基調のシックな作りで、1階は洋個室を含め26席、地下1階は和個室14席と、なだ万の店舗として最小規模だが、地下の方は庭もしつらえており、京都の風情を生かしたつくりに。
そして料理の方にも工夫を凝らした。「多くの老舗料亭がある京都で、同じ土俵で勝負を挑まず、これまで東京で培ってきた経験を基に、海外の食文化や経験を取り入れた純和風ではない『東京料理』というカテゴリーを創出したのです」(松苗支配人)と説明する。
先付けにカツサンド
というわけで、早速、その料理(11月の夕食メニュー)をご紹介いただいた。
まずは前菜。紅葉したモミジを添えた豪華で美しい器の数々に盛られた「富有柿、海老、湿地(しめじ)の胡麻クリーム和え」や「秋鯖(さば)の小袖ずし」などは味覚的にも視覚的にもインパクトの強い逸品だが、とりわけユニークなのが和牛のテンダーロインカツサンド。