NPO法人「すぎとSOHOクラブ」で小川清一さん(奥右)、豊島亮介さん(奥左)と語らう天童荒太(てんどう・あらた)さん(左端)。「すぎと~」の活動は起業家支援からまちづくり、子育て支援に里山再生と多岐にわたる=2014年11月4日、埼玉県北葛飾郡杉戸町(塩塚夢撮影)【拡大】
いざという時に役に立つ
天童 余震や放射能の問題などどんなリスクがあるか、また、本当に助けになるかどうかも未知数のなか、ともかくぱっと行動できてしまうところがすごいですよね。
小川清一さん(以下小川) 杉戸町は江戸川・古利根川の流域にありますが、もともと「川」を通じて、いろんな自治体と交流があった。その中に新潟県山古志村(現長岡市)もいて中越地震のときの困った状況を学んでいたから。
豊島 あっちで困ってるときこっちで助けるのって大事だよね、という広域的共助みたいなことを、山古志村とのつながりで学びましたね。災害のニュースを見て大変だなと思っても、住んでいる人の顔までは思い浮かばない。でも、知り合いとかがいると、顔が思い浮かぶ。
小川 震災が起きたと聞いて、きっと備蓄品じゃなくて、生鮮品や温かい物を食べたいだろうと。われわれは普段から、イベントとかで「カッパ汁」って名付けたすいとんを販売していたんですね。主食にも副菜にもなるからと。そういう積み重ねがあったから、災害時にどういう風にすればいいか分かってた。