音声合成装置を使い記者会見をするスティーヴン・ホーキング博士。世界最高の頭脳を持つ科学者が、人工知能の開発に警鐘を鳴らし、世界に衝撃が広がっている=2014年12月2日、英国・首都ロンドン(AP)【拡大】
マスク氏も「AIの進化でロボットが人間を殺し始める。AIの進化の速度は信じがたいほど早い。深刻な危機が5年以内にやってくる。私はデタラメを言っているのではない」と書き込んだが、名うてのIT起業家の発言は米国に波紋を広げ、マスク氏は数時間後に投稿を削除した。
今回は天才学者の大真面目な発言だけに、今後のAI開発に少なからず影響を及ぼす可能性もある。AIはさまざまな分野で利用が進んでおり、米IBMはAIを搭載したコンピューター「ワトソン」を成長事業と位置づけ巨額資金を投入。ソフトバンクもIBMと協力しロボット事業に力を入れている。
ワトソンは人気クイズ番組で人間のクイズ王を破ったことで知られるが、事業としてはビジネスマンに最適な販売手法を伝授するサービスを年内に開始するという段階。日本の国立情報学研究所が東大合格を目指して開発しているAI「東ロボくん」は現在、偏差値50程度で目標にほど遠い。人類滅亡は、博士の杞憂(きゆう)としか思えないのだが…。(SANKEI EXPRESS)