すでに来季に向けた自主トレを始めている上原浩治投手=東京都内(田中充撮影)【拡大】
あえて数字で目標を挙げるなら、セーブ機会で90%以上の成功率だ。その上で、チームがワールドシリーズを制した一昨年のような歓喜を味わえたら最高だ。
読者の皆さんもご存じの通り、ア・リーグ東地区は世界一のレベルの高さだと思っている。そんな中で、クローザーとしてチームを勝利という結果へ導いていく。そこにやりがいがあると思っている。(レッドソックス投手 上原浩治/SANKEI EXPRESS)
■うえはら・こうじ 1975年4月3日、大阪府生まれ。1浪して入学した大阪体育大時代に才能が開花。3年時に日本代表に選ばれ、国際大会151連勝中のキューバから白星を挙げる。99年にドラフト1位で巨人に入団。1年目に20勝を挙げて最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率と史上10人目の「投手4冠」を達成し、新人王と沢村賞を受賞する。その後は巨人のエースとして活躍したほか、日本代表として2004年アテネ五輪で銅メダル、06年ワールド・ベースボール・クラシックで優勝に貢献。09年から米大リーグに移籍し、今季が6年目。