国家戦略特区に指定された「東京圏」の区域会議に出席する、神奈川県の黒岩祐治知事(左)と舛添(ますぞえ)要一東京都知事=2014年12月9日午前、東京都千代田区(共同)【拡大】
「スピード感」欠如
「国際ビジネス、イノベーション拠点として大きな経済的・社会的効果を発揮できるようにしていかないといけない」
石破茂国家戦略特区担当相は会議後の会見でこう強調した。だが、その意気込みとは裏腹に、特区の具体化に向けた「スピード感」の欠如は否めない。ようやく固まった計画も十分とはいえないのが実情だ。
東京圏が特区に選ばれたのは5月で、計画が決まるまでに7カ月かかった。また、素案段階で盛り込まれていた、外国人医師による外国人患者の診療解禁は、海外からの定住者の利便性向上が目的だが、計画では「熟度が低い」(内閣府)との理由で見送りとなった。