「笹川杯全国大学日本知識大会2014」で、3人1組の団体戦に参加した中国の大学生=2014年11月23日、中国・首都北京市の北京大学(日本財団撮影)【拡大】
北京林業大学の学生は「日本を知れば知るほど好きになる。お互いに知り合うことが誤解をなくす秘訣だ」と話す。このほか、「日本の歴史を学ぶと中国が出てくるので、つながりの深さを感じる」と語る学生もいた。話しかけると、みんなが日本の良いところや好きな日本のアイドルについてわれ先にと答えてくれることが印象的だった。
感動の共有は一生の宝
大会の挨拶で、日本財団の尾形武寿理事長は「面会のないところには何も生まれない。会って初めて理解が生まれる。たくさんの人と会ってほしい」と述べた。木寺昌人・在中国日本大使は「日中友好のキーワードは『感動の共有』。若いころの共有は一生の宝」と話した。
大勢の中国の若者と教育関係者、そして日本の関係者が交流し、胸襟を開いたこの大会は、硬直した日中関係に、民間の力で小さいけれど明るい窓をあけた“ソーシャルイノベーション(社会変革)の現場”だった。日本が好きで勉強をしている若者がたくさんいる。人と人のつながりこそが変革の原動力となる。大会で芽生えたつながりが、大きな輪に育つことを期待している。(日本財団 コミュニケーション部 宗近江里子/SANKEI EXPRESS)