「子供たちは日ごろ、学校や地域で売春婦の子供だとののしられ、傷ついている。ほとんどみな、父親が誰なのかわからない。心に闇を抱えている」
グリアを運営するサントラ・マンジュさん(34)はこう話した。
ここでは黙想や工作、描画、授業を通じて子供に心のケアを行っている。インドでは、大人の売春は売春宿を使ったり、あっせん業者を通じたりしなければ合法だが、18歳未満は違法。かつてこの通りには少女があふれていたが、グリアの活動で約10年前に姿を消した。少女らは別の仕事に就くようになり、シャシさんも「将来は先生になりたい」と話す。ただ、依然として3~4割の少女は別の場所を見つけて売春するようになるという。
親が業者に売る
政府の2011年の調査では、国内で労働を強いられている5~14歳の子供は減少傾向にあり、売春を除き435万3000人としている。しかし、実態はもっと多いというのが通説で、国連児童基金(ユニセフ)は2800万人に上ると推計する。09年に120万人が児童売春を強要されたとの別の政府調査もある。