「ハッカー対策目的」
これまで未公開だった約27分の映像の中でジョブズ氏は、アイチューンズのシステムを破り楽曲を盗もうとする「大勢のハッカーがいる」と指摘。「アイチューンズとアイポッドのソフトを更新し、(ハッカーの侵入口となる)セキュリティーホールを塞ぎ、さまざまな問題に対処する必要があった」と訴えた。
その上で、結果として他社サービスが排除されているとすれば、それは「付帯的損害にすぎない」と主張した。
異論もあった「死後証言」が認められたことで大きな注目を集めた評決では、「アップデートは純粋に(ハッカー対策といった)機能強化のためだった」として、8人の陪審員が全員一致で原告の主張を退けた。