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【Q&A】再生エネ見直し 発電抑制で採算悪化 参入断念事業者も (2/4ページ)

2014.12.22 10:10

約29万枚の太陽光パネルが並ぶ日本最大級の鹿児島七ツ島メガソーラー発電所=2014年11月26日、鹿児島県鹿児島市(大竹直樹撮影)

約29万枚の太陽光パネルが並ぶ日本最大級の鹿児島七ツ島メガソーラー発電所=2014年11月26日、鹿児島県鹿児島市(大竹直樹撮影)【拡大】

  • 電力7社の太陽光の受け入れ可能量と認定量=2014年12月21日現在。※経済産業省の算定方法に基づく。北陸電力は70万kWに加え、さらに40万kWの拡大が可能としている。

 Q 今の制度の利用は進みましたか

 A 太陽光に事業者の参入が殺到しました。買い取り価格が高く、設備の設置が比較的簡単だからです。開発に時間がかかる地熱や風力は遅れています。10月末時点で、政府が認定した設備容量の約96%が太陽光です。

 Q 太陽光に偏ると何が問題なのですか

 A 天候に左右されるなど不安定です。九州電力など電力5社は、受け入れが続くと需給の釣り合いが乱れて停電が起きる恐れがあるとして、買い取りの手続きを中断しました。参入を準備してきた事業者や自治体の間に混乱が広がりました。

 Q 太陽光を受け入れる余裕はないのですか

 A 経済産業省と電力会社の調査では、東北電力や九州電力、北海道電力などで、想定される容量が送電網の受け入れ可能量を大幅に上回り、非常に厳しい状況です。

「無制限に認定」見通し甘く

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