先日、すてきな出会いがありました。彼女の名は、マグダレナ・リビングストンさん。バヌアツ各地で言い伝えられているお話をまとめて絵本を出版された方です。
もともと、スイスで科学者をしていたという彼女。仕事で疲れていたときに旅行でバヌアツを訪れました。そこで、自然と共存している暮らしに感銘を受け、もっとバヌアツのことを知りたいと、半年後に再びバヌアツ行きを計画します。しかし、職場から休暇を取ることを許されなかったため、仕事をやめて再訪しました。
各地で聞いて集め
いろいろな場所で、いろいろな人がその土地に伝わるカスタムストーリーを彼女に話してくれました。しかし、地元の子供たちはこれらの話を知らなかったそうです。バヌアツには文字がなく、すべて口伝えで伝承されているため、ストーリーが消えつつありました。
彼女は、バヌアツの子供たちに彼らの物語を残さなければならないと思い、絵本を作ることを決めたのです。初めてバヌアツに来てから13年後の今年、やっと本が完成しました。その間に、彼女はバヌアツに近いオーストラリアに住居を移し、仕事も本の制作の助けになるグラフィックデザイナーになりました。