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【相川梨絵のバヌアツ通信】「昔話」をまとめたすてきな本 (2/4ページ)

2014.12.25 16:30

ともにバヌアツに魅了され、その後の人生を大きく変えることになった相川梨絵さん(右)とマグダレナ・リビングストンさん=2014年10月30日、バヌアツ(相川梨絵さん提供)

ともにバヌアツに魅了され、その後の人生を大きく変えることになった相川梨絵さん(右)とマグダレナ・リビングストンさん=2014年10月30日、バヌアツ(相川梨絵さん提供)【拡大】

  • バヌアツに古くから伝わるお話をまとめたリビングストンさんの絵本です=2014年10月30日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)
  • バヌアツ

 完成した彼女の本は全3冊40のストーリー。これは、すべて彼女が各地を回って聞いたお話です。自費出版で、彼女の利益は一銭もなし。本代は、すべて印刷代に回ってしまうのだそうです。そこまでバヌアツに魅了された彼女の人生-私も共感するところがあります。バヌアツは人々を虜(とりこ)にする国なのです。

 「ナンゴール」の起源

 さて、彼女の本の中から、「ナンゴール」と呼ばれるバヌアツの代表的なバンジージャンプのお祭りの起源をご紹介します。

 ナンゴールの起源は、1組の夫婦でした。この夫婦は、家族に決められた結婚でした。妻は、まだ若かったので、とても嫌でした。夫は、妻といちゃいちゃしたく、すぐに近づいてきます。妻は本当に嫌で何回も逃げだしました。その度に夫に見つかり、連れ戻されます。嫌で嫌で、夫を殺したいと思っていました。

 そんなある時、夫が寝たすきをついて、ジャングルへ逃げました。すると、バニヤンの木の上からつるが垂れているのを見つけました。これを使って何とか夫から逃げられないかしら? そう考えた妻は、つるを彼女が地面につかない長さに準備をしておきました。

スカートしかはいていなかったために…

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