ロボットクリエーター高橋智隆氏の講義を受ける子供たち=2014年12月10日(日本財団撮影)【拡大】
ユニークな才能を開花
今回選抜された15人は、大学レベルの数学を独学で学んだり、水族館に通いながらサンショウウオなどの生き物の飼育実験を行ったり、独学でコンピューターのプログラミングを行うなどユニークな才能を持つ。この子供たちの才能を開花させるために、月に1回程度、各分野のトップランナーによる特別講義のほか、3Dプリンターなどを利用した工作や料理作りなど実習からの学びを提供するほか、それぞれの興味に応じて、インターネットを利用した個別指導も行う。
初回の講義を担当したのは、世界的に著名なロボットクリエーターである高橋智隆氏。講義を終えた子供たちは、「憧れの高橋さんに質問することができた」「初めて本物のロボットを見ることができた」「新しいアイデアが浮かんだ」と興奮さめやらない様子だった。くしくも、この日行われたノーベル賞授賞式では、青色LEDの開発に成功した3人の日本人に物理学賞が贈られた。いつの日か、このプロジェクトから未来のノーベル賞が生まれることを期待したい。(日本財団 ソーシャルイノベーション推進チーム 沢渡一登/SANKEI EXPRESS)