全米で最初にコメディー映画「ザ・インタビュー」が公開された映画館「サイレント・ムービー・シアター」に詰めかけた観客たち。入り口には米国の国旗である星条旗が掲げられた=2014年12月24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)【拡大】
SPEのマイケル・リントン会長兼最高経営責任者(CEO、54)の声明などによると、SPEはこの映画の公開中止を発表した今月17日、映画館以外で公開する可能性を探り、水面下でネット系企業やメディア系企業に協力を要請した。しかし、ケーブルテレビ会社や衛星テレビ会社は軒並み拒否。アップルの映画音楽の配信サイト「iTunes(アイチューンズ)」を使った公開もアップル側の拒否で実現しなかった。
そんななか、SPEの申し出を快諾したのがグーグルとMSだった。グーグルのデビッド・ドラモンド最高法務責任者は自身のブログへの投稿で「すべての問題を議論した後、ソニーとグーグルは、この件を傍観し、他国の言論の自由の限界を(勝手に)決めようとする一握りの人間を許さないとの考えで合意した。たとえその内容がつまらなかったとしても」と説明した。
MSのブラッド・スミス法務顧問兼業務執行副社長もブログ投稿で「誰かの権利に対するサイバー攻撃は、全ての人の権利に対するサイバー攻撃と同じだ。熟慮の結果、表現の自由の勝利を確実にするため、ソニーとともに立ち上がることを決めた」と明かした。