≪真相あいまいなまま幕引き≫
理研の調査委員会はSTAP細胞とES細胞の遺伝子を詳細に解析し、両者がほぼ一致することを科学的に立証した。STAP細胞は既に論文が撤回され、小保方晴子氏の検証実験でも再現できておらず、その実在性は論文発表から約11カ月で全て否定された。
ただ、ES細胞が意図的に混入されたのかどうかという核心部分は謎のままだ。科学界と社会を巻き込み揺れ続けたSTAP問題は、真相はあいまいなまま幕を下ろすことになる。全容解明は再発防止のためにも不可欠だっただけに、後味の悪さを残した。
調査では、論文で小保方氏が担当した図表の元データがほとんど存在しないことも明らかになった。本当に行われた証拠がない実験も複数あった。単にデータ管理がずさんなだけでなく、実験が虚構だったのではないかと疑われても仕方がないだろう。