民主党の代表選(18日投開票)が7日に告示される。細野豪志(ごうし)元幹事長、岡田克也代表代行、長妻昭元厚生労働相による三つどもえとなる見通しで、自民党の「1強」態勢を打破するための野党再編の是非が最大の争点となる。二大政党制の一翼を担える政党に再生できるのか、正念場を迎える。
代表選は、昨年12月の衆院選で落選した海江田万里(かいえだ・ばんり)代表が今年9月の任期途中で辞任を表明したため行われる。新代表の任期は再来年9月までの約2年8カ月。今年4月の統一地方選に続き、来年夏には参院選がある。任期中に次期衆院選の可能性もあり、新代表は党再生の浮沈を握る。
昨年9月の規約改正で、任期途中の代表選でも党員・サポーターの投票が可能になったことも大きな特徴だ。ポイント制で争われる代表選で、党員・サポーター(354ポイント)が初めて国会議員(264ポイント)の配分を上回るため、党員らの動向が勝敗を左右することになりそうだ。
争点となりそうなのが、野党再編をめぐる他党や民主党最大の支持団体である連合との距離感だ。