いち早く立候補を表明した細野氏は4日、福井市と横浜市で支持者らの集会に出席するなど、地方遊説を再開した。細野氏は輿石東(こしいし・あずま)参院副議長ら労組系議員に配慮し、積極的だった野党再編志向を封印。岡田氏ら現執行部を意識し「世代交代」の争点化を狙う。細野氏に譲る形で立候補を断念した前原誠司元外相は野党再編を支援の条件にしており、対応が注目される。
逆に岡田氏は、態度が曖昧な細野氏を追及するため、あえて野党再編の是非を争点化したい考え。ただ岡田氏も与党に対抗するための野党連携は否定しておらず、争点化は「もろ刃の剣」となりかねない。
岡田氏陣営の安住淳元財務相は4日、網膜剥離の手術を受けた岡田氏について「早ければ5日にも退院する」と記者団に語った。街頭演説や長距離の移動は当面困難だが、安住氏は「ハンディを十分補える態勢が整ってきた」と強気だ。
出遅れた長妻氏は「保守対リベラル」の構図に持ち込み、保守系の細野、岡田両氏に対抗する勢力の結集を模索する。野党再編に対して「自主再建」路線を明確にしている。党内で意見が割れる集団的自衛権の行使容認に関しても反対姿勢を打ち出している。(楠城泰介/SANKEI EXPRESS)