福岡・佐賀版のミシュランガイドが発売されるや、並み居るすし職人の先輩たちを差し置いて三つ星を獲得し、いい意味で食通たちの予想を裏切ったのが、福岡市中央区の「鮨行天」です。赤酢にこだわり、なおかつ、シャリの温度を徹底的に管理するあまり、1日、十数回お米を炊く-という、何もかもがこだわりのお店です。同じく、福岡・佐賀版ミシュランで二つ星に輝いた、福岡市中央区の「天冨良(てんぷら) 天孝(てんこう)」も訪れました。初体験の鮑(あわび)丸ごと天ぷらは、たまらないおいしさでした。
何度でも味わいたい
これからご紹介するお店は、何度か訪ねた名店です。岐阜県瑞浪市にある郷土料理店「柳家」は鹿や鴨などのジビエが絶品でした。大阪市北区の肉料理店「カハラ」は、何と言っても唯一無二の森シェフの料理でしょう。特に肉のミルフィーユ、吉田牧場(岡山県)のカチョカバロ焼きなどはぜいたくな味わいでした。
すしがうまいお店も、もう少しご紹介しましょう。金沢市の「小松弥助」は、生ける伝説、弥助さんのにぎりが至高の味。中でもイカのにぎりとネギトロ巻きは秀逸でした。同じく金沢市にある「めくみ」。大将は毎日、能登半島まで自ら車を走らせ、新鮮なネタを仕入れているとか。往復100キロ以上の道のりをものともしない、大将の“すし変態”っぷりを満喫しました。