デシグアル定番の曼荼羅シリーズのロングカーディガン(左、1万6900円)とワンピース(右、1万4900円)。左右の袖の色が、あしらったリボンの色がそれぞれ異なる=2014年12月19日、東京都渋谷区神宮前(立浪聡美さん撮影)【拡大】
顧客のメーンターゲットは20代後半~30代前半に置き、原宿店には流行の先端を探す若い世代や芸能人も多く訪れる。メンズ、ウィメンズはカジュアルからドレスアップまで。加えて子供服、ショールやバッグなどの小物も扱う全方位の品ぞろえで、価格は数千円~数万円と手ごろ。休日には3世代の家族連れの姿もあり、幅広い層が思い思いにおしゃれを楽しめる魅力がある。
白黒モチーフが人気
デシグアル(Desigual)とはスペイン語で「同じではなく、少し違う」という意味を持つ。1984年にブルゾンのパッチワークから始まったデシグアルは、鮮やかな色使いから人気が広がった。バルセロナの本社は地中海の目の前にあり、イマジネーションの源泉はビーチ。約50人のデザインチームがシーズンごとに1000種類もの新作を生み出し、全体の3~4割をスペインほか欧州で生産。店舗は欧州をはじめ米国、南米など世界中で展開している。