デシグアル定番の曼荼羅シリーズのロングカーディガン(左、1万6900円)とワンピース(右、1万4900円)。左右の袖の色が、あしらったリボンの色がそれぞれ異なる=2014年12月19日、東京都渋谷区神宮前(立浪聡美さん撮影)【拡大】
デシグアルにとって日本は欧州、米国と並ぶ重要な市場との位置づけで、2年前に旗艦店としてデシグアルストア原宿をオープン。順次、店舗を増やし、日本での売上高は伸び続け、現在は19店を構える。
来日したアジア担当副社長のジョルディ・バルセルスさん(42)は「常に新しいものを求めている日本人の感性に合ったのだと思う。新規出店を進め、認知度を上げていきたい」と話す。各国の店舗で同じ製品を扱っているが、日本では「白と黒をモチーフにしたスカートやバッグが人気」という。
シニアにも若者にも
同じスペイン発のZARAや、スウェーデン発のH&Mといったファストファッションとは一線を画す。「意識するのは同業他社ではなく、むしろ異業種でイノベーション(革新)を起こしたアップルやナイキといった企業。どんどん新商品を出し、受け入れられていく企業でありたい」とバルセルスさん。