つるや伊藤は多彩な業務を展開している。スポーツ強豪校・市立船橋高校の校旗も制作した。
「ベテラン職人が高価な本金糸を使って、丹精込めて仕上げました。きちっと仕事をして納める。そうしなければ、旗が泣きます。おかげさまで評判は上々です。『日本一の校旗』ともいわれています」
市立船橋高校の大応援団旗も作った。春のセンバツ大会で甲子園球場にひるがえったこともある。佐原(千葉県)の夏祭りに登場する山車の天幕を約200年ぶりに復元・新調した。さらにホールの重厚な緞帳(どんちょう)から、消防団のはんてんまで幅広く手掛ける。
「それぞれの分野に、いい腕の職人がいる。彼らの苦労、思いに報いたい」
最近、業界には、安価な外国産の製品が出回るようになった。
「(外国産は)底が浅い。私たちは、日本の伝統、染め物文化をしっかり守っていきます」(塩塚保/SANKEI EXPRESS)
■逍遥 気ままにあちこち歩き回ること。