民主党代表選の共同記者会見を終えた(左から)岡田克也代表代行、細野豪志(ごうし)元幹事長、長妻昭(あきら)元厚生労働相=2015年1月7日午後、東京都千代田区永田町の民主党本部(酒巻俊介撮影)【拡大】
「あるべき民主党像」を問われた3人の答えは、リベラルから保守まで幅広い勢力が同居する民主党を象徴していた。集団的自衛権の行使容認の是非をめぐっても、バラバラの見解を示した。先の衆院選で目立った対案を示せず、自民党の「1強」に対抗できなかった反省は見えない。
各陣営とも現時点での国会議員132人の支持確保は30~40人とみられ、勢力が伯仲する。また、3人は会見で、いずれも野党再編に慎重な姿勢を示した。しかし、各推薦人や支持議員を見ると、3人の違いは明白だ。
長妻氏は「民主党が明確に旗を立てるのが先決だ」と述べた。推薦人に連なる赤松広隆前衆院副議長(66)らリベラル勢力は、労働組合批判を繰り返す維新の党への嫌悪感を隠さない。
岡田氏支持の主体は野田佳彦前首相(57)や玄葉光一郎前外相(50)ら政権時代の中枢が占める。同時に、直嶋正行元経済産業相(69)ら民間労組系の支援も得る。岡田氏は維新との合流について「維新の橋下(はしもと)徹最高顧問が民主党の一部と一緒になると言う。民主党の分裂が前提であり、到底受け入れられない」と述べた。