歯の分析を専門機関に依頼したが、揚げるなどした油の付着は確認されず、混入理由を問われると、日本マクドナルドの菱沼秀仁上席執行役員は「現時点で(提供過程での混入は)考えられない」などとし、暗に店舗側に非がないことを強調する場面も見られた。
「品質問題ない」
公表が遅れたことについて青木上席執行役員は「(公表は)品質や健康に重大な影響を及ぼすものが対象」などとし、デザートの「サンデーチョコレート」で子供が負傷した昨年12月のケースも含め、大きな広がりは予想されなかったなどと説明。他の異物混入事例や年間の件数などについても公表を避けた。
一方、サンデーの異物混入を除く3件の原因は究明されていないが「品質に問題はない」とした。青木上席執行役員は「自分の家族にも自信を持って食べさせられる」と繰り返した。(SANKEI EXPRESS)