カップ麺の「ペヤングソースやきそば」に虫が混入した疑いがある問題で、製造元の「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)は11日、全工場での製造と、「ペヤングブランド」の商品25種類の販売を当面の間休止すると発表し、流通業者の手元にある全商品の回収を始めた。外部委託機関で分析した結果、製造過程で混入した可能性が否定できないと判断した。異物がゴキブリであることも判明したが、混入原因は不明だという。
今後、品質管理徹底を図るための改善策をまとめ、工場設備を改修するため、再開まで数カ月はかかる見通しという。
工場再開まで数カ月
まるか食品は既に、異物が混入した疑いがある「ペヤング ハーフ&ハーフ激辛やきそば」「ペヤング ハーフ&ハーフカレーやきそば」(いずれも11月10日製造分)の2商品について、自主回収を決めている。
消費者の手元に渡っている商品についても希望すれば回収に応じることを決めた。着払いで商品を送れば代金は返還する。まるか食品は、「安全上問題ないと考えているが、消費者の不安を払拭するために実施することにした」と話している。