約半年で半値以下になった急激な原油安で、米国のシェール関連企業への影響が拡大している。米メディアによると、テキサス州のシェール開発企業、WBHエナジーは8日までに米連邦破産法11条の適用を申請した。原油安による売り上げ減少が要因で、シェール開発企業の破綻は初めてとみられる。米国のシェール開発会社はこれまで資金を借り入れて開発を続けてきたが、今後は採算が取れなくなるケースが増えるとの声も出ている。
滞る負債返済
シェール開発は地中のシェール(頁岩=けつがん)層に割れ目を入れてオイルやガスを取り出す。近年採掘手法が確立され、米国で生産が拡大した。その結果、2009年に19.5億バレルだった米国の原油生産量は13年には27.1億バレルまで増加。増加分の多くがシェールオイルによるもので、米エネルギー省のアーネスト・モニツ長官(70)は8日、ワシントン市内で「15年も原油生産量は増えるだろう」と話した。