しかしシェール開発の現場では大変動が起きている。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米国のエネルギー企業が抱える負債は10年に1280億ドルだったが、直近のデータでは1990億ドルまで拡大。一方、原油価格は08年のピークから約3分の1まで値下がりした。
シェール開発企業では原油の売却で得られる収入の減少により負債の返済が滞るケースが出ているとみられ、「資金の貸し手が開発企業に対して、さらに原油価格が下落した場合の返済計画や資産の売却を求めている」(アナリスト)との指摘も出ている。
薄利多売でも生産
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズによると、リグと呼ばれる掘削施設の数は1月2日現在で1482基で、昨年10月から減少傾向をたどっている。また昨年末にはメキシコ湾での石油開発を手がける企業が300人超の従業員を一時解雇するといった動きも報じられており、開発の手控えが広がっているかたちだ。