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免許証を持たない私が助手席から思うこと 長塚圭史 (2/4ページ)

2015.1.10 10:50

新年2日のフジヤマ。こういう景色に見惚れる運転者にも、私は小うるさいのかもしれません=2015年1月2日(長塚圭史さん撮影)

新年2日のフジヤマ。こういう景色に見惚れる運転者にも、私は小うるさいのかもしれません=2015年1月2日(長塚圭史さん撮影)【拡大】

  • 【続・灰色の記憶覚書(メモ)】演出家の長塚圭史さん(提供写真)

 運転者からしてみればばかげた妄想だと一笑してしまうことであろうが、歩行者にとっては切実。運転者の日々の生活など一切知らぬ歩行者にとっては、運転者が失恋で荒れているとか、プレゼンを前に寝不足だとか、家族の問題で落ち込んでいるとか、危険ドラッグをキメていてハイだとか、そういった諸々は全く他所事なのだ。

 凶器にもなりうる殺傷力のある鉄の塊に乗っているということ。ルールを守りながらの巨大鉄製車所持ということで、目的は移動であるけれど、凶器になるという点においては刀とそう変わらない。一撃必殺という意味では車の方が強烈であるとも考えられる(刀も達人の手に掛かれば一撃であろうが)。

 車社会の否定なんぞという前時代的な考えに取りつかれているわけではない。そもそも、他者を信用するということ自体、隣人の顔も見知らぬ現代においてはそれなりに困難ゆえ、交通標識の下に鉄の塊同士でルールを守りましょうねということが私には不可能に思えて仕方がない。要するに、こうした妄信のある私のような人物は運転免許証など取得すると、警戒が過ぎて交通渋滞ないしは事故を巻き起こしかねないので甚だ迷惑である、と自ら不適正と見なしたのである。

せめて退屈せぬよう

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